都会行路

やってみた

真紅と蒼の彼方に想う

2021年10月27日、オリックスバファローズが優勝した。

おめでとう!心からおめでとう!

今となってはあまりオリックスの試合を見に行くことも無くなっていたが、学生時代の思い出の一つでもある。一時期ファンクラブにも入っていたが、京セラドームに行くこともなくなり自然離脱してしまった。

 

さて、オリックスと言えば、2004年~2005年にオリックスブルーウェーブ近鉄バファローズが合併してでき、そこから生まれたもう一つの球団が楽天という歴史はもう有名な話。

個人的には、オリックスバファローズって何者?楽天は野村監督だし田中将大も入ってくるし面白いねぇというくらいの認識でいた。ようするに興味が無かったわけである。*1

 

オリックスバファローズというチームに興味を持つようになったのは大学進学後の2012年。当時、兵庫県に生活拠点を移し、阪急西宮ガーデンズに入り浸るようになっていた。その阪急西宮ガーデンズの最上階。東宝の映画館と同じフロアに阪急ブレーブスの展示があった。阪急西宮ガーデンズ西宮球場の跡地に建てられた商業施設、オリックスの前身(の前身)であるチームの本拠地だった。

まだ、ここではそういえばオリックスは昔ここが本拠地だったんだなと少し関心を持つ程度。

その後、大学生活に慣れ、友人からオリックスの試合観戦に誘われる。

 

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盛り上がりはあるけど平和な雰囲気。投げる木佐貫

応援歌はわからない。見よう見まねで日高の応援をしてみる。

 

そこから何度か足を運んでいるうちに

京セラドームの空間を気に入り、翌年にはオリックスのファンクラブに入っていた。

 

2013年シーズン。オリックスの試合スケジュールを見ているうちに、面白い企画を見つける。

 

南海×近鉄の復刻試合。

 

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ソフトバンクオリックスが、かつての南海と近鉄のユニを着用し、応援歌も復刻するという試合。これは見に行かないわけにはいかない。

この試合を見て、オリックスバファローズは心の中に確実に楽しい存在として居ることになった。

 

その後、阪神戦でホームなのにアウェーという雰囲気を味わったり

 

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バファローベルと2ショットを撮ったり

 

何かと予定が合えば、阪神電車に乗っては京セラドームに行っていた。

 

そして秋

無料と言う言葉に惹かれ、感謝祭に行く。

 

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いろんなとこで選手のインタビューしてたり、選手と一緒にスポーツしたり、

ほぼ自由。こりゃ面白い。

 

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今のV戦士になった平野と伏見のツーショット。なんとなく聞いてたら、今となっては貴重すぎるものを見たわけだな。やば。

 

この感謝祭で、松葉にサインを貰ったのだが、後に彼はドラゴンズの一員になった。

ある種、運命。

 

2014年、ドラゴンズは外野席の方で諸事情があり、大荒れ。

あまり行く気分にもなれず、オリックスの方を見ていた。

この年はペーニャの活躍により優勝争いまでしたシーズンだった。

 

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10月2日はテレビで見てた。

悔しかった。

 

 

完全にオリックスバファローズを応援していた。

月に数度、三宮に行くことがあれば、帰り際には交通ビルの1階にある公式グッズショップに立ち寄っていた。

年に数度、予定とお金があれば、オリックスの試合を見ていた。

 

2015年、大学4年。

いろいろあった年だが、この年は最終戦にも行った。

 

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谷佳知引退試合でもあった。

 

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試合終了後に選手とのハイタッチの為にグラウンドへ

 

目の前で泣き出す赤ん坊。がんばってあやす選手たち。その奥で直立不動の糸井。

当時、私は山本和作という選手を推しており、ちょうどハイタッチの列に本人がいたので、「応援してます」と伝えられたのは幸運でしかない。*2

 

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偶然ではあるが、2015年シーズン最終戦が、2021年現在最後の京セラドームである。

 

2016年から2019年まで仙台暮らし。

大阪に行くこと自体のハードルが高くなり、楽天の本拠地もなかなか行けず、パ・リーグの試合は、友人に誘われた時に行く程度。

その後、なんやかんやあって西武ドームに行く機会が増えてしまい、オリックス・バファローズは2018年に西武戦で見たくらい*3で、オリックスという存在は薄れてしまっていた。

 

2017年以降、ドラゴンズブルーの復活、2019年には与田監督の就任もあり、昔のようにドラゴンズを応援するようになっていたわけである。

 

2021年、偶然ではあるが、ナゴヤいやバンテリンドームでオリックス戦を見た。

 

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この時には昔よく見ていた選手もT-岡田や伏見くらいで、あとはモヤだ~、杉本はようやく本物見れたぞ~という認識。もう昔のにわか状態である。

 

この後、オリックス交流戦を優勝し、パ・リーグで優勝争いをしていった。

本当に優勝できるのかと半信半疑になりながら、時折、オリックスの試合結果も気になるようになった。

 

9月30日。千葉で伝説的な試合が起こった。

9回表2アウト1・3塁、ロッテの投手は抑えの益田。もう負ける寸前。

ここでT-岡田が逆転の3ランをライトスタンドにぶち込む。

パ・リーグで今年一番のホームランだ!

 

この日以降、毎日のようにオリックスの試合をチェックし、パ・リーグTVのオリックスのところを再生するようになる。

この間、ドラゴンズは相変わらず低空飛行。打線がんばって。

 

そして2021年10月27日。

帰宅後、「そういえば今日のロッテの試合、結果によってはオリックスが優勝だよな。」

自然とロッテ対楽天の中継を点けていた。

 

終盤、小深田のタイムリーで楽天がリード。

 

もしかして?

 

 

最終回、マーティンもレアードも凡退。あと一人。

 

なぜか緊張してきた。

 

佐藤、三振。試合終了。

 

私、両手を高くつき上げ、ガッツポーズ。

 

 

オリックスが本当に優勝した。

いつの間にか離れていたはずなのに嬉しい。

 

オリックスが優勝したのである。

優勝特番を見て、特設サイトを見ていた。

 

こんな行動、2011年以来だ。*4

 

 

 

 

あれから1週間以上が経過し、CSが始まった。

 

オリックスにとって初めてのファイナルステージであり、緊張してしまうが、頑張ってほしいところである。

 

この記事で写真を漁っているといろいろと思い出が蘇ってきた。

また大阪で試合を見ようか。神戸にも行かないとな。

名古屋も見る傍らで見に行ってみようかな。

 

そうだ、(続きは未来で)

 

 

おしまい。

 

*1:合併以前はどちらかというと近鉄が好きっていうのはあった

*2:なおこの数日後、彼は戦力外となり引退した

*3:大城がエラーしまくった試合

*4:もちろんドラゴンズが優勝した話である